映画プロデューサーとしての鈴木敏夫

「サイゾー」6月号 に掲載されていたサイゾー×鈴木敏夫の対談が非常に面白かった。
「アニメ業界の首領・ジブリ鈴木敏夫に聞く「『ハウル』にキムタクの声って?」
サイゾー側は、キムタクの採用は単なる宣伝効果では?という仮説の元、激しく追及。
それに対して、鈴木敏夫は宣伝効果の狙いは全く無しと真っ向から否定。
さらに、サイゾー側は、キムタクの演技はワンパターンで評価も高くない。宣伝効果の狙い以外では、声優をやってもらう価値はないと、読んでいて楽しくなるほどに、何度も何度もしつこく追求。
それに対して、鈴木敏夫も、プロの声優では現実感がない、ジブリが求めているのは現実感で、実際キムタクの声優は非常にすばらしい出来になっている。宣伝効果の狙いは全くなく、実際の映画を見てもらえばわかると自信満々に語っていたのだが・・・・
あとは、自分は声優はあまり知らないとか言ってるし、マジで言ってるなら、アニメ映画のプロデューサーとして失格なんじゃないか。ちょっとは調べたり勉強しとけと。
まあ、実際の映画を見て、キムタクの声優はどうだったか判断するとして、
鈴木敏夫が宣伝効果を何度も強調して完全否定するあたり必死さが感じられて笑った。
もしそれが本当で宣伝効果の意図が無かったとしたら、
そういったことに考えが及ばずに映画制作するのは、プロデューサーとして失格だなと思えるし、
サイゾー側が頭から宣伝効果の話ばかり持ち出すから、
否定して嘘をついたというなら、やっぱり宣伝効果の意図が大きかったのかなと感じずにはいられない。
サイゾー側の意見があまりに共感できただけに、鈴木敏夫の意見に対しては、激しく違和感を感じっぱなしだった。
鈴木敏夫が関わった映画を見てみても、良かった映画やヒットした映画は監督といった現場制作者に恵まれていただけで、
改めて、『イノセンス』にしても『ハウルの動く城』にしても、彼がプロデューサーとして実行する施策は、どこか世間ずれしたものばかりで、鈴木敏夫という人は、プロデューサーとしてどうなのかなぁと思ってしまう・・・
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